地域とともに
理事長 岩崎 好宏
9月27日に50周年記念式典を開催するとともに記念誌の発行、そして11月1日には50周年記念感謝祭を開催し、節目の事業を無事終了することができました。加えて、みすぎの郷10周年、愛晃の杜20周年、けやきの家25周年ということで、永年にわたりご支援とご協力をいただいた多くの皆様に改めて感謝申し上げます。
当法人は、昭和50年の設立以来、障害福祉を中心とした支援を通じて「誰もが地域の中で安心して暮らせる社会」の実現を目指してまいりました。利用者主体の生活を実現するために、利用者に真摯に向き合い、丁寧に想いを聞き取る。そして様々な活動を通して、自己実現を図るという支援を地道に重ねることを繰り返してきました。今後も、人生のあらゆる場面で切れ目なく寄り添える支援、一貫した福祉を保障する法人・施設づくりを目指してまいります。
そのためには、地域との信頼関係を築きながら、これまで以上に地域とともに歩む法人、地域に必要とされる法人でなければならないと感じています。変化する社会・地域課題に対応しながら、地域の皆様と手を携え、誰一人取り残さない社会・地域の実現を目指してまいります。
さて、今年度の全職員向けの講話の中で、50周年ということもあり、次なる50年後の福祉、100周年を迎えるすぎのこ会を考えてみました。児童・障害・高齢をトータル(在宅+入所)でサポートする地域包括ケア施設、外国人材も活躍する多文化共生施設、AI・ロボットによる予測・介護+人間による心のケアを行う施設、誰もが役割と活動のある生涯現役・自立参加型施設、商業・住宅・医療・福祉が一体化したコンパクトシティ・・・。
様々な想像が膨らみますが、すぎのこ会が「生きがいを育む生活の拠点」、「多世代・多文化が交流するコミュニティの拠点」、「人間とテクノロジーが協働する安心の拠点」になることを創造しながら今後も歩んでまいりますので、変わらぬご支援とご協力を心よりお願いいたします。


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