50年に向けて
理事長 岩崎 好宏
6月の定時評議員会において、大場監事・小島理事が一身上の都合により退任され、その後任として会田哲治監事・小林眞智子理事とする人事案件が承認されました。長年に渡り法人発展のためにご尽力いただきました大場・小島両氏に、改めて心より感謝申し上げるとともに、今後も変わらぬご指導をお願いする次第です。
理事会・評議員会では、昨年度の各施設・事業所の事業報告に加え、法人として力を入れている「心のバリアフリー活動」についても報告をいたしました。子ども達に福祉の心を持ってもらおうと活動を続けていますが、今年度も既に2回、利用者と職員が一緒に小学校を訪問して、総合的な学習の時間等を活用した学びと交流の機会を提供しています。このような活動が、障害福祉への理解とすぎのこ会の応援団を増やし、共生社会の実現と地域とともに歩む法人運営につながると考えていますので、継続的に取り組んでまいります。
すぎのこ会は、昭和50年6月24日登記完了(同年6月10日設立認可)ですので、今年度で満49年を迎え50年目に突入しました。初代・第2代の理事長を中心に役職員・利用者・保護者が一丸となって、様々な困難を乗り越え、今日を迎えています。小さな「すぎのこ(杉の子)」が、障害児・者のトータルサポートを目指して、多くの関係者のご支援とご協力で様々なサービスを展開し、大木となり、里(郷)や森(杜)へと広がりました。
私は入職して17年目になりますが、暑い夏や厳しい寒さの冬を越えた先には、いよいよ節目の創立50周年が待っています。利用者の皆さんの幸福と自己実現に向けて、一日一日を大切に歩んでまいりますので、これまで同様のご指導、ご支援を賜りますようお願いいたします。